川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

iOS向けサッカーダイジェスト2012 J名鑑


サッカーダイジェストが制作するiOS用の2012 J名鑑(2012シーズン・Jリーグの選手名鑑)をダウンロードしたのでレポートします。2012 J名鑑 - Nippon Sports Kikaku Publishing Inc.





ダウンロード後、最初に立ち上げた際に自動的にサーバーと通信します。データを最新のものに更新しているようです。

通信終了後、トップ画面へと遷移。それがこちら。
J1
J2

画面に並んだ各クラブのアイコンからチェックしたいチームをタップします。では、昨季のJ1チャンピオンである柏を例にとって見てみましょう。

各クラブのトップ画面はこちら。
柏レイソルのトップ画面

非常にシンプルですね。では、試みに酒井宏樹選手の個人ページを見てみましょう。

■選手個人のページ


選手選択画面ではサムネイルで小さくしか表示されていなかった顔写真が大きくなり、各種の個人データが参照できます。寸評や個人成績、代表歴までが確認可能です。

また、別画面で個人成績とパーソナルデータも確認が可能です。しかし、わざわざ個別に作成された「個人成績」と「パーソナルデータ」のボタンをタップして別画面で出す必要があるのかがいまいちわかりません。下にスクロールさせればそれでいいような気もします。まあここはディテールです。

ちなみに作成者によるとこれらのデータは紙版と同様のものを用意しているとのこと。

各選手の個人ページでは、上に英文でのチーム名が表記されており、その左右に矢印があります。こちらをタップすると、背番号の前後の選手の個人ページに移動することが可能です。また、画面上部に薄く見えている他チームのアイコンをタップすると、そのまま他チームのページに移ることができます。

■選手の顔写真のサムネイルのサイズについて


柏レイソルのトップ画面

各チームのトップ画面に表示される選手一覧画面で気になるのが、選手の顔写真のサムネイルのサイズの小ささです。サムネイルである以上、すべての写真を大きくしろとは言いませんが、選手名のスクロールのさせ方が面白いだけに画面の中心に来た選手に関してはサムネイルを大きく表示させてくれると良かったかなと思います。名前も背番号も分からないファンが、顔だけを頼りに選手を探すということが無いとは言い切れません。その時にこのサムネイルだと、探しにくくて大変ですし、これでは紙の一覧性には勝てません。改善をお願いしたいところ。

■スケジュール

アプリを起動時に下部に常に表示されているアイコンの1つが「スケジュール」です。こちらをタップした先にあるのは、YahooスポーツのJリーグページで、直近の節の試合日程が表示されます。


また各試合をタップすると「みどころ」も用意されており、寸評や予想フォーメーションなどを閲覧できます。



これは便利です。紙ではできない即時性を実現していて良いと思います。

■検索機能

アプリ版選手名鑑の肝は検索機能です。紙の名鑑では出せない機能です。では早速「大学」というキーワードで検索してみましょう。

検索画面の一番上にある検索窓に「大学」と入力し、画面下にある「検索」ボタンをタップします。すると出てきたのはファジアーノ岡山の「キム・ミンキュン」選手ただ一人。これはおかしいですね。

調べてみると、なぜだかキム・ミンキュン選手の経歴には大学名が「大邱大学」と記載されています。ところがそれ以外の大卒選手は、日本人も韓国人も共通して「◯◯大」という表記になっており「大学」では引っかからないのです。

ということで、「大」で検索したところ630件もの選手がヒット。もちろん、大学卒以外の選手もヒットしています。たとえば札幌の内村圭宏選手の場合「大分県」出身かつ「大分高」を卒業しているため、ヒットしたようです。また、同じく札幌の大島秀夫選手は苗字の「大島」の「大」に反応したようです。

データに忠実なのはわかるのですが、大学卒業選手を「大学」で検索できたらなぁと思う次第です。

上部の検索窓によるフリーの検索に加え、各選手のデータに沿ったデータ検索も可能です。オーソドックスな「身長」や「出身地」といった検索に加え、「足のサイズ」や「J1での通算得点」といったデータでも検索が可能です。たとえば2011年時点でJ1通算10得点の選手を検索したければ、画面のようにして「10」を入力し、検索ボタンをタップするだけでOK。

今季から札幌に移籍した前田俊介選手がJ1通算10得点だというのはちょっと驚きですね。ちなみに前田俊介選手は今年の札幌の残留を左右するキープレーヤーであるのは間違いないですし、彼がJ1通算得点をどこまで伸ばせるのか注目したいところですね。


なお、こうした各データを複合させての検索が可能なのは言うまでもありません。

たとえば「利き足」が「左足」で「ポジション」が「MF」の選手を検索すると72人の選手が抽出されます。絞り込みが可能なのはこうしたアプリのいいところですね。

しかし選手紹介文にある言葉には反応してくれません。たとえば選手紹介で使われがちな「レフティ」や「献身的」という言葉で検索しても「検索結果0件」になってしまいます。


選手紹介文の中にある単語はキーワードとしては認めてもらえていないということのようです。もちろんこれは紹介文にばらつきがあるからなのでしょうが、それにしても紹介文で「献身的」と書かれている選手は、やっぱり献身的なのでしょうし、こちらでも検索できるといいと思います。これは今後のアップデートでの改善を希望します。

なお、検索機能でちょっと挙動がおかしいところも見受けられました。「出身地」を「富山県」で検索したところ、広島の大崎淳矢選手のみという結果に。柳沢敦選手は富山県出身ですのでこれはおかしいと思いましたが、再度検索したところ今度は無事に6選手が抽出され、これ以降問題なく検索出来ました。この検索に限らず、こうした検索結果のおかしさが稀に出てきているのが気になりました。

ちなみに気をつけて欲しいのは、検索窓にキーワードを残したままデータ検索してしまうことです。たとえば上部の検索窓に「大学」と記入したまま「出身地」で「東京都」を選んだとしても検索結果は0件になるということです。検索結果がおかしいと感じたら、上部の検索窓にキーワードなどが入っていないか確認しましょう。

なお、「お気に入りクラブ」の設定や、「マイスタメン」といった機能がありますが、まあ正直これらはどうでもいいかなという感じです。

■結論

アプリの長所である検索機能に難が残りますが、買いか否かと聞かれれば、買いだと思います。もちろん紙の名鑑が持つ一覧性は実現できませんが、その他のほとんどの機能はこのアプリで実現できていますし、悪くはないと思います。

ちなみに紙の名鑑である週刊サッカーダイジェスト増刊 2012J1&J2選手名鑑 2012年 3/29号が980円ですでに品薄となっています。また4月4日までであれば開幕記念で定価600円のところ450円で購入が可能です。ということで、このアプリで十分だと思います。もし、悩んでいるのであれば、買いだと思います。


2012J名鑑(2012シーズン・Jリーグの選手名鑑)
icon2012 J名鑑 - Nippon Sports Kikaku Publishing Inc.






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