川崎フットボールアディクト創刊のお知らせ

ご存知の方も多いかとは思いますが、JsGOALが1月末をもって更新を終了し、新サイトの方に統合される事となりました。
Jリーグの取材情報を記事として公開する場として、本当にお世話になってきました。

JsGOALには感謝の気持ちしか無いのですが、そのJsGOALもホームゲームのみの取り扱いということで情報の半分は出せないという状況があったため前から川崎フロンターレ専用のニュースサイトを立ち上げようとは考えていました。

今回、いろんなタイミングが一致して、Webマガジンという形で、サイトを立ち上げる事になりました。声をかけていただき、クラブ側にも理解していただき了解をもらえました。掛け持ちもOKだと言われていたJsGOALの統合による運用の停止は想定外でしたが、そんな動きの中でできたのが川崎フットボールアディクトというサイトになります。

若干の消化不良感 「バベル」

バベルとは旧約聖書に出てくる街の名前で、バベルの塔のバベルである。神の事を軽視して高い塔を立てた事に神が怒り、人間の言葉がバラバラになったと言うあれである。

そんな説話がモチーフになっているだけあり、物語は場所を変えて多重的に展開して行く。アメリカの穏やかな家庭の場面で始まる世界旅行は、深刻なモロッコでの諍い、そして、ギスギスした日本へと場面を移しつつ、まるでそうあるべきような必然性を持って一方向へと収束して行く。混乱である。タイトルの由来となったバベルの塔により、人類が被った、とされる直接的な被害がそこに重なる。世界各所でもたらされる混乱と、作中で描かれる混乱とは、一見して別の次元のものではあるのだが、それらの事件がそれぞれに関連性を持っているという点がこの映画の一番の見所である。

全体として面白い作りにはなっているのだが、しかし世界各地でもたらされた混乱は、それぞれに腑に落ちない形で決着していく。そういう点では、消化不良感の漂う結末だった。

キャストはブラッド・ピットやケイト・ブランシェットといった重鎮に加え、この映画への出演によりアカデミー助演女優賞にノミネートした菊地凛子といった面々が名前を連ねている。ちなみに菊地凛子は下着を脱いだ下半身をさらけ出すなど、体当たりの演技を見せるが、日本人のひとりとしては少々エキセントリックな日本人として見えてしまう。ちなみに菊地凛子が演じる綿谷千恵子は聾唖の女子高生という設定になっている。

監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演者 ブラッド・ピット
ケイト・ブランシェット
ガエル・ガルシア・ベルナル
役所広司
菊地凛子

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